Saki Ishihara




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  • April 2014 to current
    B.E. The University of Tokyo Department of Materials Engineering




    • Research



    異種元素添加アルミナ粒界構造の価数依存性の解析

    アルミナ(α-Al2O3) 多結晶体は高温での化学的特性および機械的特性が優れていることから，高温材料などとして広く用いられています． アルミナ多結晶体の特性を向上するひとつの手法として少量の異種元素を添加する手法が挙げられます． この添加元素は粒界に偏析する傾向が強く，粒界の諸特性を大きく変化させることが知られています． したがって，種々の粒界における添加元素の偏析構造を原子レベルで解明することは極めて重要な研究課題であるといえます． また，添加元素のイオン価数は粒界原子構造を特徴付ける重要な因子のひとつであると考えられます． しかしながら，添加元素のイオン価数と粒界構造の相関関係については，十分な研究がなされていないのが現状です． そこで，バイクリスタル法を用いて,アルミナ粒界における原子構造の添加イオン価数依存性を解明することを目的とした研究を行っています．



    Publication list

    Publication

    1. S. Ishihara, E. Tochigi, N. Shibata, Y. Ikuhara/ TEM Investigation of Ti Dope Σ13 Grain Boundary of α-Al2O3 Prepared under Oxidation and Reduction Conditions/ AMTC letters : international journal of advanced microscopy and theoretical calculations / Japan Fine Ceramics Center, Volume 5, pp182-182 (2016)

    Conference

    1. S. Ishihara, E. Tochigi, N. Shibata, Y. Ikuhara/ TEM Investigation of Ti Dope Σ13 Grain Boundary of α-Al2O3 Prepared under Oxidation and Reduction Conditions/ The 5th International Symposium on Advanced Microscopy and Theoretical Calculations / Nagoya, Japan, May 2016,(poster)
    2. 石原佐季，栃木栄太，柴田直哉，幾原雄一，「Ti添加アルミナ粒界の原子構造における酸化/還元処理の影響」，『ナノ構造情報のフロンティア開拓―材料科学の新展開　第4回若手の会』，筑波，2016年7月(poster)
    3. 石原佐季，栃木栄太，柴田直哉，幾原雄一，「還元雰囲気下接合のアルミナΣ13粒界の原子構造観察」，『日本金属学会2016年秋季講演大会』,大阪大学，2016年9月(oral)
    4. 石原佐季，栃木栄太，柴田直哉，幾原雄一，「Ti添加アルミナ対応粒界の原子構造解析」，『日本金属学会2017年春季講演大会』，首都大学東京，2017年3月(oral)

    Awards

    1. 第16回結晶界面研究会優秀発表賞(2016年9月)